「飾らない。」坂井より子

 

自分らしく、、

個性的、、

 

簡単に言う言葉だが

じゃあ、それ、いったいどういうこと?と問われると

具体的に答えられる人は、案外いないのかもしれない。

 

この本のタイトルを見た時

ああ、そういうことか、、とやっとわかった気がした。

 

自分らしく、、

個性的、、というのは

「飾らない」ということなのだ。

 

40代になってから、この手の本をよく手に取るようになった。

仕事や子育て、、いわゆる現役世代を生きていると

ふとした瞬間に

今の自分の人生って、自分が望んでいたものなのかという

疑問と不安が押し寄せてくる。

 

ワタシは、自分らしく、生きているのか!?

 

社会の常識、風潮、世間の目、、

実体のないものを

知らず知らずのうちに、自分の中に作り上げ

 

自分が何者かになること

人とは違うこと

人から抜きんでていること

いいね!をもらうこと

 

誰かから何かから評価されなければいけないような

焦燥感に駆られ

 

外見や考えや表現や

趣味や仕事やくらしさえも

誰かに何かに評価されることを追い求め

自分を飾っていないか。。

 

そうして、評価された自分を

自分らしい、個性的、、などと勘違いをしていないか。。

 

実は、それは、内面化させた世間の目に支配された

最も没個性的な生き方だと気づいているか。。

 

『趣味は「暮らすこと」』という一文を見た時

 

ああ、それでいいのだと、心がふっと軽くなった。