「恋のゴンドラ」東野圭吾

 

 

交通機関が発達し

いろんな場所へ行けるようになった。

たとえ、物理的に行けなくても

インターネットがある。

 

一見すれば、世界80億の人たちと知り合いになれる可能性だってあるけれど

ひとりの人間が一生のうちに出会う人の数は、誰かに、何かによって、決められているんじゃないかと思うことがある。

 

これっきりと思っていた人が

なぜか、その後、またつながったり

偶然出会ったはずの人が

示し合わせたように知り合いの知り合いだったり。

 

世間は狭い。

年を重ねて、つくづく思う。

人間は、出会う人にしか出会わない。

良くも悪くも。。

 

そして、こと、恋愛に関して、世間は狭いは、命取りだ。

 

※「恋のゴンドラ」東野圭吾

 真冬のゲレンデを舞台に、幾人もの男女を巻き込んだ衝撃の愛憎劇。笑ってしまう場面も、臨場感たっぷりの物語で、その笑いも凍りつきそうだった。タイトルのセンスに脱帽。