「「自由」の危機 息苦しさの正体」

 

 

菅政権による日本学術会議の任命拒否問題に端を欲し

この国を憂えた識者たちが

この国の自由の危機と閉塞感について、論じている。

 

数年前に出版された本だが

今読んでも、まったく過去の本とはなっていない。

 

それは、この国の自由が

さらに、危機にさらされており

目に見えない息苦しさがどんどんひどくなっているからだ。

 

さまざまな問題が、いつしか、耳触りのよい言葉で置き換えられる

この国で、私たちが、本当に知るべきことは何なのか。

それぞれの識者が、様々な視点から語る。

 

特に印象深かったのは、小説家「桐野夏生」。

これからも絶望を描き続けるという彼女の言葉が

忘れられない。