「すばらしい人体」山本健人

 

体や病気のことを知りたいと思ったら

まず、頭に浮かぶのは

何といっても、あの分厚い、辞書のような本。

「家庭の医学」。

 

子どもの頃から、そして今も、怖いもの見たさで

なんとなくパラパラめくってしまう家庭の医学。

 

怖いもの見たさといったのも

我が家にある家庭の医学は、ちょっと古いので

人間の体の仕組み、病気、治療方法や予後などが

詳しく説明されてるんだけど

その説明の仕方に、ときどき絶望感が漂ってるし

添付されてる写真や絵も、グロテスクでおどろおどろしい。。

 

特に、体調が悪いとき

その原因を知りたくて、この本を開いたら

体調不良だけでなく、気持ちも落ち込み

さらには、なんで、人は病気になるんだ、、と

己の体が恐ろしくなってくる時だってある。

 

さて、先日、この本を読んだ。

山本健人著「すばらしい人体」

 

途端に自分の体が愛おしくなった。

家庭の医学を読んで、体を怖がってた自分を思わず叱ったよね。

 

体って、すばらしい!!

あら、、タイトルどおり(笑)

 

そして、怖いもの見たさで家庭の医学を読んで

恐怖におののいてた自分って

体のことを信じず、頭だけを信じて生きてるのでは、、と

恥ずかしくなったよね。

 

人間の体って、本当によくできている。

 

体が本来持つ機能を知り

病気やけがを必要以上に怖がらず

自分の生を自分の体と、ともに生きていく。

当たり前だけど大切なことが書かれた本である。